高齢な親の一人暮らしには、心配がつきものです。
心配だけどすぐ見に行くことができない。さらに心配が募ります。
[st-kaiwa7]「自分の代わりに誰か親の見守りをしてくれないか。毎日でなくても良い。誰か私の親が元気に生きているかどうか確認してくれ」と思う人も少なくないのでは?[/st-kaiwa7]
そこで、前回のブログでは「ゴミ収集ついでの安否確認」についてご紹介しました。
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しかし、ごみ収集の見守りサービスは週に一回。それだけじゃ、心許ないですね。
見守りサービス特集第二弾では民生委員さんをご紹介します。
この記事でご紹介する高齢者見守りサービス
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こんな方におすすめ
- 75歳以上で、お一人で暮らしている方
- 地域とつながっていたいとお考えの方
※おじいは横浜市戸塚区に住んでいます。地域版の情報として読んでいただけると幸いです。
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そもそも、民生委員って?
こちらの動画では、民生委員についてわかりやすく解説してくれています。
民生委員さんは、住民と行政の橋渡しをしてくれているのですね。
また、自治会の会合や地域の小学校中学校の会議等にも顔を出されており、地域情報に詳しい。
そして、役所の勉強会などにも参加されて福祉行政について常に新しい情報を仕入れていらっしゃいます。
なんと、ボランティアなのですね。
民生委員による独居老人戸別訪問とは
横浜市では75歳以上の独居老人を対象に、見守り推進事業を2012年より始めています。
役所と民生委員と地域包括支援センターの3者が情報共有をして戸別訪問する事業。
訪問時に心配事や緊急時の連絡先などを聞き、今後の見守りに役立てるのが目的です。
引用:タウンニュース港南区・栄区版2012年10月号
具体的には、区役所から75歳以上の一人暮らしの老人のリストを民生委員が受け取り、月に1度担当する地域のお宅を訪問すると言う取り組みです。
訪問したお宅で困っていることがある場合は、包括支援センターや行政機関を紹介してくれます。
実際に民生委員の個別訪問を受けてみた
事前に「何月何日に誰々と言う民生委員が戸別訪問にやってきます」とお手紙をいただいていました。
一度訪問してくれたのですが、お爺は耳が悪くピンポンが聞こえなかったので、手書きのお手紙をいただきました。
こちらから手紙にあった電話番号に電話をしたところ、たまたま都合よく、すぐに来てくださいました。
それというのも、民生委員さんは自治会で選出されているので、ご近所に住んでおられます。
担当の民生委員さんは初老のご婦人で、元気ハツラツはとても健康的な方でした。
引っ越してきたばかりのお爺は、初回訪問になります。
初回訪問ではどんなことをするの?
自己紹介や雑談から始まります。
引っ越してきた経緯や家族がそばにいるのか、体調不良はどうなのか、何か困っていないか、などなど、を雑談から引き出してくださいました。
この「安心カード」を書くのが初回訪問の目的です。
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新カードに記入する内容
- 住所、名前、電話番号、性別
- 家族等緊急連絡先
- かかりつけ医
- 病歴と体調
- 受けている介護サービス事業所
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内側が複写式になっていて、1枚を民生委員さんが1枚は本人の控えになります。
本人の控えは、倒れた時すぐに連絡する場所を発見しやすいように玄関に貼っておいてくださいとの事でした。
病歴やかかりつけ医が書いてあるので、救急隊が駆けつけたときにそれを見てくれるのです。安心ですね。
2回目以降の訪問はどんなことをするの?
訪問の頻度は月に1回。必要や希望があれば月に2回との事でした。
我が家はヘルパーさんが朝来てくださっているので、さすがに月2回ボランティアで来てもらっては申し訳ないと思って月に1回でお願いしました。
自治会のお知らせや民生委員さん達で作った福祉ニュースなどを持って、訪問してくださるのだそうです。
それをツールに安否確認と言う名の雑談をしてくださるのです。
民生委員さんの戸別訪問は何のために行われるの?
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地域や行政からすると
一人暮らしのお年寄りの状況把握しておくと、災害時の救助や避難所の運営に役立つ情報が得られる。
また、孤独死やゴミ屋敷を未然に防ぐ手立てになっている。
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年寄りの側からすれば
引っ越してきたばかりの土地で知り合いもなく、自治会等との関わりもない…。
そんな中ではじめての地域の知り合いができるのです。いいところに引っ越してきたなぁと心がふわっとします。
まだ初回訪問を受けたばかりなので、次回は自治会で開催されていると思われる、お年寄り向けのサロンの事なども聞いてみたいなと思っています。
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余談になりますが、
チラッと見えた民生委員さんのリストには20人ぐらいの一人暮らしの老人の名前がありました。
毎月20件もボランティアで個別に訪問してくださっているのです。足を向けて寝られません。
今回のまとめ
民生委員による個別訪問は、行政側からすれば、安否確認と言うことになります。
しかし、それを受けるお年寄りが分からすれば、近所の人がにこやかにお話ししに来てくれる楽しい時間が増えるのです。
そして、お年寄りの家族からしてみると、安否確認をしてくれる日が1日増える。しかも無料で。
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民生委員による個別訪問は
- 相談に乗ってくれる
- お話相手になってくれる
- 安否確認してくれる
- 地域の情報を教えてくれる
- しかも無料で
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もう、お願いしない手はない!
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こういう仕組みを作ってくださった地方行政の方々と、ボランティアで民生委員をしてくださっている方々に感謝!
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