先日のブログでは、お爺の一人暮らしを支えてくださっている人々をご紹介しました。
これらは介護保険の制度に基づき、ケアマネージャーさんがプランニングしてくれたものです。
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しかし、お爺を支えてくださっているのは、この方々だけでは無いのです。
今回は、先日のブログで紹介しきれなかった、あまり知られていない高齢者見守りサービスをご紹介します。
この記事でご紹介する高齢者見守りサービス
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こんな方におすすめ
- 介護保険で要介護(要支援)の方
- 65歳以上で、自力でゴミ出しができない方
※お爺が住んでいるのは横浜市戸塚区。今回ご紹介する制度は、自治体によるものなので、お住まいの地域の事情と合わないかもしれません。
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ゴミのふれあい収集とは
「高齢者世帯に対するゴミ出し支援」と言う名目で、総務省から各自治体に経費の5割が特別交付税とし措置されています。
これを受けて横浜市では「横浜市ふれあい収集」と言う名称で、高齢世帯の各家庭玄関までゴミを収集するサービスを行っています。
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ゴミ収集したついでに老人の安否も確認してくださるという素晴らしい制度。
しかも無料。
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現在、同様のゴミ出し支援を行っている自治体は平成31年3月時点の調査によると、全国387市区町村(全体の23.5%)です。
対象者は細かく指定されていますが、簡単に言ってしまえば、高齢者でゴミ出しが大変な人ということになります。
ふれあい収集に申し込んだ経緯
自分で出すのはムリ
お爺の生活でも実際にゴミ出しに困難を感じていました。玄関から30メートルほど離れたゴミの集積場まで、重いゴミを持って歩けないのです。
肺機能が極端に弱ったお爺にとって、ゴミ出しは命がけの苦行でした。
車椅子があるのですが、人に押してもらう専用の車椅子で、自力でゴミを持って車椅子でゴミ集積場まで行くのは不可能。
ヘルパーさんに頼もうと思っても、ゴミ収集の時間には間に合わないのです。
家族が出すのもムリ
はじめの頃は私が朝ゴミ出しに行っていたのですが、これが思った以上に負担でした。
家族の朝ご飯を作って、弁当を作って、自分の身繕いをし、職場へいく。
このルーティーンの中に、お爺のゴミ出しが入ると、急に朝がドタバタしイライラが募るのです。
ゴミ出しの負担感のせいで、お爺が嫌いになってしまいそうでした。
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介護は長い道のりですから、イライラはできるだけ取り去っておきたいもの。
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ケアマネージャーさんに相談したところ、「ゴミの収集サービス」を教えてくださいました。あるんですね〜調べれば。
ふれあい収集の申し込み方
介護保険を利用している人は、ケアマネージャーさんを通じて申し込みます。
ケアマネジャーさんが資源循環局の担当者と連絡を取ってくれて、お二人でわざわざ家まで来て、打ち合わせと契約をしてくださいました。
我が家のゴミ出しの困難さを丁寧にヒアリングしてくれた後、どうやってゴミを出したら良いか相談に乗ってくれ、どこにどのようにゴミを出せば良いか説明をしてくれます。
実際にふれあい収集を利用してみて
ゴミは毎週決まった曜日に収集されるのですが、時間は決まっていないのです。
そのため前日の夜にアパートの玄関の前にゴミ箱を出しておきます。

玄関前まで収集しに来てくれます
ゴミを入れるポリバケツの中に、燃えるゴミ・燃えないゴミ・瓶缶ペットボトルと種類ごとに袋に分けて入れておけば、すべてを持っていってくれます。
玄関前まで取りにきてくれるのです!
たとえ、二階でも。
たとえ、マンションでも!
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写真の様に、玄関の前に出せば良いので、お爺一人でもゴミ出しができる様になりました。
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1日で全部のゴミを持っていってくれるのは本当に助かりました。ゴミの事は週に一回だけ気にかければ良いのです。
ふれあいゴミ収集に、見守り機能が付いている
これは我が家の場合ですが、ゴミが出ていないとピンポンして玄関をノックして、声をかけてくれるのです。
その時に異常がありそうだったら、ケアマネジャーさん経由で私のところに電話がきます。
また、2週にわたってゴミが出ていない場合、私に電話連絡をくれるのです。これは本当にありがたいです。
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消極的な方法ですが、これもある種の見守りです。ゴミを収集してくださった上に、安否確認も毎週してくれる。しかも無料!
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安否確認が必要かどうか、安否確認はどのような方法で誰に伝えるかなどは打ち合わせの時に細かく決めることができます。
(安否確認)
第4条 収集時にごみが出されていない場合には、希望に応じて声かけや、電話等による 安否の確認(以下「安否確認」という。)を行う。また、横浜市防災計画に基づき、災害 時は、全ての利用者に対して安否確認を行う。
出典:横浜市ふれあい収集実施要綱
しかも災害の時にも安否確認をしてくれると言う。何と言う安心感でしょうか。
今回のまとめ
ゴミ収集ついでの安否確認は、消極的な方法ではありますが、見守りの一手段です。
毎週一回、無料で生きているかどうかを確認してくれる安心感は想像以上。
迷っている人は、一度ケアマネージャーや市役所のゴミ処理担当に相談してみては?
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