[st-kaiwa8]うちのお父さん、最近めっきり弱ってきた。お世話がすごく負担。介護保険てどんな制度なのかしら?[/st-kaiwa8]
[st-kaiwa5]頑張ってるけどもう、自分1人じゃ生活できないよ![/st-kaiwa5]
と言う皆さんの不安に、経験談でお答えします。
介護保険を受けるまでの経緯
私は40代の主婦で、父は今年80歳になる。30代の頃から妻と2人で小さな会社を営んでいた。
だから国民健康保険、国民年金。現在毎月の年金は60,000円ちょっと。
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父はもう20年も前に妻をなくし以来一人暮らしを貫いている。娘である私は結婚し夫の両親と同居することになった。
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その後父は妻をなくして3年後大病を患い、それ以来ずっと介護保険を利用している。
老人の体調は良くなったり悪くなったりの繰り返しで、介護保険の利用もいろいろな形をとってきた。
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デイサービスの時もあり、訪問介護サービスや訪問看護サービスの時もある。そんな経験を踏んで現在、介護保険の制度については全然詳しくないけど、介護保険は本当に利用して良かったと思っている。
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だから、なんだか恥ずかしいとか、これ程度で国のお世話になりたくないとか、二の足を踏んでいるあなたの背中を押せるような記事を書きたいと思いました。[/st-kaiwa6]
介護は先の見えないトンネルのようなものだと思う。
進んでも進んでもずっと暗闇で足元に小さな灯りすら見えない。
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どの程度の長さで、どの程度の路面の悪さなのか、行き先は1つなのか、見当もつかずに歩き続けなければならない。
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介護保険を利用していないときは、その暗闇を1人で歩いている。
しかし介護保険を申請して、担当者に話を聞いてもらい、詳しく介護行政の仕組みについて説明してもらっていると、足元にふっと明かりが灯る。
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小さなろうそくを灯してもらったような安心感がある。
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申請が受理されて、担当のケアマネージャーがつくと、立派な懐中電灯を持ったツアーガイドが自分の前を旗を持って歩いてくれている。
そんな気分になる。
ケアマネジャーは介護で何が大変なのか、本人が何を困っているのかを時間をかけていくらでも話を聞いてくれる。
それを踏まえてどんな介護サービスが必要なのか、市内のすべてのリソースを把握したプロが、私と父に最善のプログラムを組んでくれるのだ。
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介護保険とはこんなに素晴らしいサービスなのか!と驚かずにはいられない。この素晴らしさをみんな知っているのだろうか。
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なんでこんな凄いことを、昼間のワイドショーは伝えないのだろうか?
介護保険サービスを受けていて1番驚いた日の事
最近1番驚いたのは、父が脊椎間狭窄症で1ヵ月の入院後退院した時だった。
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なんとケアマネジャーが退院に同行してくれて、病院の担当看護師やリハビリの担当作業療法士と退院後の生活やリハビリについて引き継ぎをしてくれたのである。
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体験してみないとわからないかもしれないが、老人が長期入院から退院するときの、家族の不安な気持ちは相当のものだ。
入院期間は看護婦さんが病状管理してくれて、移動は車椅子を押してくれた。さらに、調理師さんがご飯を作ってくれて、作業療法士さんがリハビリをしてくれていた。
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それらを全て自分でやるのかと思うと、足がガクガクするほどの不安感が襲ってくる。
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自分の仕事は続けられるのか、自分の生活はどれぐらい崩れるのか、介護がどれだけ続くのか、心配し始めたらキリがない。
そんな時に、自分たちのことをよく知ってくださっているプロが、一緒に退院する父を迎えてくれる安心感。
1週間のプログラムを即座に組んで、翌日から生活が成り立つように、手配し申請してくれたのである。
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※ここで補足。何度も出てくるケアマネージャーと言うのは介護保険のサービスを知り尽くしている介護のプロである。利用者一人ひとりに合わせて数多くある介護サービス事業者の中から、利用者に1番最適と思える介護サービスを計画する。
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要支援2で受けられる介護サービスの具体例
現在私の父は要支援2という段階にあり、一回あたり1時間の介護サービスを週4日利用している。
具体的にどんなことをしてもらっているのか見てみよう。
月曜日
ヘルパーさん訪問。父の介護では、掃除機がけ食器洗い洗濯物干しをお願いしている。
テレビでお馴染みのカリスマ家政婦のシマさんが毎週来てくれているような感じ。
ヘルパーさんが来てくれた日は、家中の床がきれいになり、洗い物が全て片付き、洗濯物がきちっと干されている。
感謝してもしきれない。
火曜日
作業療法士さん訪問。その日の体調に合わせたリハビリを行う。
行きつけの整形外科の先生からリハビリのメニューをいただき、それを父と一緒に行ってくれる。
足がヨロヨロなので、1人では散歩もできない。
作業療法士さんは、たった1人のためだけに横に寄り添い、お話をしながら楽しい気分にしてお散歩に同行してくれる。
その際、血中酸素濃度いや、血圧モニタリングしてくれている。
木曜日
ヘルパーさん訪問。内容は月曜日と同じ。
ただし、月曜日とは別の人が来て下さるので、会話する相手が増え、父の脳みそのリハビリにひと役買ってくださっている。
[st-kaiwa6]年寄りの話っていつも同じだから、自分だけで全部受け止めるのほんとに辛い。他の誰かが聞いてあげてーーーって思ってた♡[/st-kaiwa6]
金曜日
看護師さん訪問。体調を把握し、薬をちゃんと飲んでいるか確認してくれる。
我が家ではその後、髭剃りと歯磨きをお願いしている。手が不自由な父はヒゲをそれば剃り残し歯をけば磨き残す。
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どうにかしたいとずっと思っていたけれど、父のヒゲを剃り、歯を磨いてあげる事は精神的にとても辛かった。
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それを看護婦さんにお願いしてからは、首が今までよりも広範囲に回るようになったほどだ。
1ヶ月の介護保険の料金(我が家の場合)
このケアプラン(介護保険を利用したサービスを組み合わせたプランのこと)は、要支援2の枠内ギリギリまで組んでいただいている。
おおよそ10万円かかっているのだが、父は介護保険の負担割合が1割なので、実際にお支払いしているのは1万円のみ。
[st-kaiwa6]これだけのサービスを利用して10,000円って!? 驚きじゃないですか![/st-kaiwa6]
人によって違う介護保険の負担割合
負担割合は1割2割3割とあり、その人の収入によって決まっているようだ。
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10万円のサービスを受ける場合、負担割合が1割の人が1万円、2割の人が2万円、3割の人が3万円と言うことになる。
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父は、国民年金のみだったので現在の収入は極めて低い。おそらく、国民年金のみの収入の人が1割、国民年金と厚生年金の人が2割、さらに他の収入がある人は3割と言う感じではないかと想像している。
介護保険以外にもある介護サービス
ここまでが毎週定例の介護サービスである。
これ以外に横浜市ではゴミを玄関の前まで取りに来てくれるサービスや、家の中まで粗大ゴミを取りに来てくれるサービスまであり、それを教えてくれたのはケアマネジャーだった。
さらに、食事作りに行き詰まったときに相談したところ、お弁当の配食サービスを教えてもらった。
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これも生活に革命が起きた。配食のお弁当なんておいしくないのかと思っていた。宅配のお弁当なんて高くて手が出せないのだと思っていた。
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これがなんとおいしいのだ。そして、自分で作るよりも格段にコスパが良いのである。
ほんの1週間頼むつもりが、もう何ヶ月も利用している。
お弁当の配食サービスにはなんと見守りサービスがついている会社がある。
わざわざ家まで持ってきてくれて、声をかけてくれ、いつもと違う以上が感じられた時は、連絡してくれる。
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何と言う安心感。何と言う行き届いたサービス。これを思いついた人と、毎日この業界で働いてくださる方に感謝してもしきれない。
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とここまでが我が家で利用している介護サービスである。
介護保険利用のススメ
介護保険を利用しようか、迷っている人はぜひ担当課に行って申請だけでもしてみることをお勧めする。
だってタダなんだから。無料でどれだけ困っているか聞いてくれる。無料で我が家に訪問してくれ、無料でお年寄りの老化具合を測定してくれるのである。
何度申請したって無料なのだから、やらない手はない。
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この記事をここまで読み進めた方がきっと、お父さんやお母さんの体調のことで困っておられるのだと思う。
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もう一度言おう。まずは介護保険の担当課に電話してみよう。まずは、市役所のホームページで介護保険の担当課の電話番号を探そう。
あなたと、あなたのお父さんとお母さんの生活に明かりが灯ることを願っている。
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