80歳でも工夫次第で一人暮らしができる【介護保険をフル活用】

歳をとるとと誰もができないことが増え、心配なことも増えてきます。一人暮らしであればなおのこと。

このまま1人で暮らせるのか、子供と同居するのか、はたまた老人ホームに入るのか。

選択肢が多ければ悩みも尽きません。

 

そこで今回は、80歳で一人暮らしをしているおじいちゃんの生活をご紹介します。

 

メモ

介護保険をフル活用し、プロの方々の力に支えられながらではありますが、80歳でも工夫次第で一人暮らしができています。

 




目次

一人暮らしがしたいお爺の言い分

僕は夜型の生活だし、食べたくないものは食べたくないし、嫌いな人とも会いたくないから、老人ホームじゃなくて一人暮らしがいいんだけど。
でも自分1人じゃ生活できなくない?
そうだね。最近は外に行くにも車椅子がないと出かけられないし、リウマチで手がしびれるからご飯も作れないし、息が切れちゃって掃除もできない…。
それでも老人ホームは嫌なんだね?
そうだよ!自分の力で生活したいよ。
じゃぁ介護保険フル活用して、たくさんの人に助けてもらいながら一人暮らししてみようか。そのかわり私の家の近くに住んでね。

と言って始まったお爺の一人暮らし。

今回のブログでは、要支援2のお爺の生活を支えてくださる介護のプロの皆さんを曜日ごとに紹介します。

 

お爺の 介護 1週間カレンダー

※おじいが住んでいるのは横浜市。介護保険は市町村ごとに細かな違いがあるので、読者のみなさんお住まいの地域とは違うかもしれません。

月曜日

ヘルパーさんがきてくれます。毎回決まった、同じ方です。

50代の女性で明るくて優しいお母さんタイプ。

はじめの頃にやってほしいことを説明しているので、慣れてくれば何も言わなくても毎回同じことをしてくださいます。

  • 45分間で、食器の洗い物、掃除機がけ、洗濯物干し、お風呂かトイレの掃除をお願いしています。
  • 指定の場所に食器が戻され、きれいにベッドを整えられて、シンクもピカピカにしてくれます。
  • また、お爺の話に耳を傾けてくださるし、世間話もしてくれるので、ボケ防止にもひと役買ってくださっています。

火曜日

作業療法士さんが来てくれます。30代後半の男性で、元気ハツラツな方です

  • 雑談と健康チェックの後に、おじいの体調と病状に合ったリハビリ体操を一緒にしてくれます。
  • 調子が悪い時は室内で転倒防止のストレッチや体操を、調子や天気が良い時は一緒に外に行ってお散歩してくれます。

お年寄りは皆さんそうだと思いますが、日によってまるで別人のように体調が違います。

今日の調子がどうなのかしっかり見極めてくれて、たくさんの知識の中から個人にぴったりのプログラムを組んでくれるのです。

はじめの打ち合わせの時に、1日の一番体調の良い時間帯をリハビリにしましょうと言うことで、今は午後3時に来てくださっています。1時間です。

水曜日

要支援2だと家にプロの方が来てくださるのは、週4日が限度です。そのため水曜日はどなたもいらっしゃらいません。

木曜日

ヘルパーさんが来てくれます。60代のてきぱきおばあちゃんタイプ。

  • してくださる事は月曜日のヘルパーさんと同じで、洗い物・掃除・洗濯です。
  • この方は仕事が早いので、お爺とたくさん話をしてくれます。

性格が明るくて、声は明るくはつらつとされていて、話している時もニコニコします。

お年寄りの生活にはこういうことが大事なんだなぁと思います。

金曜日

看護師さんが1時間来てくれます。40代の女性で、私と雰囲気が似ているので、お爺にとっては娘のような感じです。

明るく元気で専門性がとても高い方です。

  • 体温と血圧・血中酸素濃度を測って、聴診器で肺の音を聞き健康観察をします。
  • 1週間の体調を問診して、病院に行ったならばその時の記録や薬の処方なども記録してくれます。
  • 問診と健康チェックが終わった後は、爪切り・髭剃り・歯磨き指導をしてくれます。

リウマチで手が変形しており、目が老眼のお年寄りには爪切りは流血とセットの一大恐怖イベント

でも、娘の私に「爪切って」とは言いづらかったらしい。娘としても父の爪を切ると言うのはちょっと気が重い。

そんな事情を聞くわけでもなく、毎回のプログラムにひっそり入れてくださる看護師さんの優しさ。

感謝してもしきれません。

土曜日

月に1度ケアマネージャーさんが来てくれます。30代の女性で保育園に通っているお子さんがいらっしゃいます。

以前住んでいた神奈川県大和市では、ケアマネジャーさんは季節に1度ぐらい電話をくれて、年に1度来るだけでした。

 

しかし、今住んでいる横浜市ではは月に1度来てくださいます。

しかも、来る前にちゃんとヘルパーさんや看護師さん作業療法士さんに電話でヒアリングをして、お爺の体調や生活がどうなのかをしっかり調査した上で、会いに来てくれるのです。

そこには私も立ち会うのですが、困っている事はないか、それを解決するにはどうすれば良いか、丁寧に聞き取り、説明をしてくれます。

  • ケアマネージャーさんはケアプランを立てる役割の方です。
  • おじいの生活に何が必要で、誰を派遣すれば良いかを決めてくださっていて、自分が立てたケアプランがちゃんと機能しているかを定期的にチェックするために毎月来てくださっています。

 

まとめ

このように週7日ある家の4日間は必ず介護のプロの方が来てくださいます。

この方々がいらっしゃらなかったら、とても一人暮らしはできません。

 

私も昼休みに毎日行って、3食分のご飯を作っているのですが、これに掃除も洗濯もとなると心が疲弊します。

 

また、どうしても年寄りの生活は臭くなってしまいます。なんでしょう加齢臭と言うのでしょうか。

なんだか臭い。なんだか暗い。

でも、ヘルパーさんが来てくれた日は、ぴしっと整ったおうちに入れる。心がすっとします。

 

さらに、私が行かれない時間帯に倒れた時には、電話ですぐに連絡をしてくれます

 

こういう方がいて下さるから、私も仕事を続けることができています。

とても安心です。

 

ポイント

介護保険をフル活用して「安心して老いる」は実践できます。

 

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